激論が交わされ続く無電柱化の是非について

千葉大停電を契機に湧き起こって来た議論(´・ω・`)

果たして、どちらが正解なのか?

台風15号による被害は今も現在進行形で続いており、混乱した状況の中、各方面で様々な問題と直面、賛否両論が巻き起こっています。その中でも「無電柱化」の注目度は高く、政府も全国的な無電柱化の普及、促進させる方向で検討に入り始めています。

とりあえず、無電柱化の賛否について、両者の意見をまとめると以下の通りになるようです。

無電柱化推進派の意見

  • 災害発生時は停電しづらく、電柱倒壊による二次被害も発生しない。
  • 街の景観も良くなり、路上から余計なものもなくなるので、防犯上の観点からも有益。
  • 狭い道に電柱が立ってると車が衝突する危険性がある。死角にもなるので歩行者の発見も遅れる。
  • 低コストなユニット工法も開発されており、長期的な視点で見れば高いものではない。
  • 建設にともない周辺産業も潤うので地域の経済が活性化する。
  • 反対派は電柱をはじめとする既存利権を守りたいだけ。
  • 電線を地下に埋めれば電磁波による健康被害も防げる。電磁波ガーと叫ぶ頭おかしい人も減るだろう。
  • 代案として、道端の側溝に電線を引くことを提案する人がいる。一人で勝手に感電死しろ。

無電柱化反対派の意見

  • 災害で損壊した場合、電柱の方が復旧は早い。電柱も補強すれば倒壊の危険性はなくなる。
  • 地中化しないで景観を良くする電線の引き回し方法ならある。
  • 電柱があるから歩行者が車から守られる。たまにDQN車を退治するので交通安全面ではむしろ有益。
  • 電柱と比較しても依然として高コストで、中小自治体が導入するには財政的に負担が大き過ぎる。
  • 土建業界ばかり良い思いをして、結局は納税者に負担が強いられる。
  • 推進派の意見は場当たり的で考え方が極端過ぎる。
  • 刑事の張り込みに電柱は必要。警察の捜査に支障が出る。街灯の柱では細過ぎる。
  • どうしても地中化したいなら、道端の側溝でも使えばいいだろう。

と言った感じになっております。

こうして両者の意見を比較して見ますと、無電柱化の促進に難色を示す理由はないような気がします。無電柱化推進派の肩を持つ訳ではありませんが、反対派の意見は、やや説得力に欠けるものがあります。コスト面でのデメリットは、目下の状況から、国が積極支援と言う形で後押ししてくれそうな雰囲気です。

また、反対派が無電柱化でよく指摘する点ですが…

水害に弱いとの声を多数見かけます。別の記事でも述べた通り、地下に埋める物ですから、その辺はきちんと考慮されています。さすがに、津波や大規模な水害には耐えられませんが、いちおう防水加工が施されており、ある程度の水没にも耐えられる仕様になっています。

また、耐震面ですが、むしろ、地下構造物の方が地震による影響は少なく、付近で大きな地割れや地盤沈下でも起きない限りまったく問題はありません。被害が軽微な分、電柱なんかよりも復旧は早いと言えるでしょう。実際、地震災害で体験した方の話によると、無電柱化地区の方が復旧は早かったの声が聞かれます。

とは言え…

電柱を一本残らず根絶やしにする勢い

でやるべきものでもありません。

推進派の一部に、土建業界の方でしょうか…全国あまねく無電柱化させるべく声高に意見を主張する方がいます。山間部や過疎地域まで無電柱化する意味はないでしょう。費用対効果の観点から、無電柱化は平坦な人口密集地帯に限定されるべきものです。

もちろん、山間部や過疎地域を切り捨てる意図はありません。千葉市や成田市、佐倉市など、主要な市町村だけでも無電柱化が促進されていたならば、多くの人的リソースを千葉県南部に集中投下させることができ、復旧を早める事だって叶ったはずです。必ずしも都市部ばかりズルいとは言えない側面や効果だってあるのです。

無電柱化は進められるところは進め、電柱と上手い感じに共存させていく未来が望ましいと言えるでしょう。

by 印西太郎

いんざいばんざい(´・ω・`)